この世の色々な法則を探求するブログ

「この世界はこういう仕組みで成り立っている」という真理に思い焦がれつつ、死ぬまでに1つでも多くの法則を理解・発見するために日々生きております。これまで生業として来た物理学、数学、人工知能などの分野を中心に、日々の考察日記を綴っていきたいと思います。

ホリエモン万博

2/3(土)、2/4(日)に六本木で開催されていたホリエモン万博に行って来ました。
「万博」という名が付いているので、きっとめっちゃテンション高くお祭り騒ぎに
なっているのだろうなと思いきや、
予想外に落ち着いた雰囲気で、ある意味僕にとっては居心地の良い空間でした(笑)
聴講したトークショーをまとめておきます。

前田裕二さん×箕輪厚介さん

「人生の勝算」を読んで初めて知った前田さん。本の感想をツイートしたら即刻「いいね」頂いて「なんて優しい方なんだ!(TT)」と思っていましたが、実際優しさオーラ半端なかったです(笑)「人生の勝算」を読めば分かるのですが、到底真似できないような超人的な頑張り方をされているにも関わらず、この物腰の柔らかさは本当に格好良いです(因みに前田さんルックスも超イケメンです笑)。印象に残ったのは、最後のお二人に対する「どんな人に魅了されますか?」との質問。箕輪さんは「自分を持っている人。水と油がどんなに掻き混ぜてもちゃんと分離しているように、周りがどんなであっても変わらない信念を持っている人。」と答えられていて「うんうん!そうですよね!」と何度も首を縦に振りながら聞いていました。対する前田さんは「2つあります。1つは前向きな隙のある人で、誰よりも頑張っているにも関わらずどこか抜けた所がある人。そしてもう1つは『優しい人』です。」。説得力200%(笑)。西野さんの100kmマラソンのエピソードを出しながら「こんなに優しいんですよ」とか仰っていましたが、いやいや貴方も全く負けていませんからという感じでした(笑)。お金が信用を可視化した物だとすると、優しさってその人がどのくらい頑張って生きてきたかを可視化し物なのかもしれないな、と思いました。

乙武洋匡さん×堀江貴文さん

序盤から不倫の話をしたがる堀江さん(笑)を他所に、パラリンピックの話に。乙武さんのお話では、最近パラリンピックで打ち出された記録がオリンピック記録を上回るケースが出始めているのだそうです。「実はあれはサイボーグなんだってことに周りの人が気付き始めた」という話になり、「なるほど!」と思いました。ここ最近のテクノロジーの進化が社会にもたらしている変革は、一言で言うと「多様な生き方が許される世界」への変革だと思っていたのですが、こんなところにもその1つの事例を垣間見ることができるのだなー!とこれは新たな発見でした。テクノロジーによってこれまでの「健常者/障碍者」というカテゴライズが意味を持たないくらい曖昧になり、人1人1人の顔が違うというのと同じような「1つの個性」になっていくんですね。そして終盤はいよいよ(!?)不倫の話題に。堀江さんの「俺の知っている既婚者は100%不倫している」の言葉には仰天でした(笑)。「今後医学が進歩して平均寿命がこのまま延びたら、80年以上も1人の人とだけってことになる。それは無理がある。」というような話をされていて、なるほどなーと。お互いに「不倫してもOKよ」っていう人同士だったら、それはそれで1つの価値観なのかもしれませんね。僕自身はそれをすることによってその80年連れ添うたった1人の人を悲しませたくないし、何より同じことをされたら僕自身も傷付くと思うので、その価値観にはなれないですけれども。そこも色んな価値観があって自然なのではないでしょうか(これを無理くり1つの価値観に絞ろうとすると、先日の文春のような悲劇を生むのだと思います。。。)。

はあちゅうさん×ゆうこすさん

このトークショーの直前に、はあちゅうさんの「自分を仕事にする生き方」を読了しました。その本の中に書かれていた「質問をすることが大人としての会話のマナー」というのを文字通り凄い勢いで体現されているなーと感じました(笑)2人の対談ではなくてはあちゅうさんがインタビューアーのような不思議なトークショーでした。ゆうこすさんのお話では、これがトークショーの時だけでなく普段プライベートで会っている時もそうなんだとか。それともう1つ印象に残ったのはvoicyというアプリの紹介をされていた時の一節。「こういう話を聞いてすぐに試してみる人とそうでない人って、いっつも決まっている」。僕は後者の「試してみない人=行動力の低い人間」な自覚があるので、この日は「よし!帰ったらすぐ試すぞ!」と息巻いていましたが、音声onlyのコンテンツってどうも苦手で「何が楽しいのかな?」と思ったっきり結局今に至っています。。。こういう所が駄目なんだよなぁ。。。ちょっとこれ書き終わったら試してみます!

西野亮廣さん×堀江貴文さん×箕輪厚介さん

今回一番楽しみにしていたトークショーでした!きっと今回はレターポットの話が聞けるに違いない!と思っていたのですが、冒頭西野さんが「今日これなんのトークなんでしたっけ!?」「あぁ!単にグダグダ駄弁る感じね!」となり「えぇーーーーー!?」/(^^)\まぁレターポットの話はブログで読めますからね(笑)しかし西野さんのトークの盛り上げ方は流石プロだなーと思いました。安定感は今回の数あるトークショーの中で群を抜いてましたね。やっぱり芸人さんでもあるんだよなーと感動しました。そしてご存知の方が多いと思いますが、この後ハレの日被害に遭われた新成人の皆様のリベンジ成人式があり、そこへ西野さんは向かわれるのですが、堀江さんから新成人の皆様へお年玉が!袋の中身はなんと・・・NEM100円分(笑)。「これ誰かが怒られますって!」と西野さん。こういう風刺を効かせつつ、ちゃんとメッセージ性もある演出、大好きです。

佐藤 航陽さん×堀江貴文さん

西野さんと同列一位くらいで楽しみにしていたトークがこちら。著書「お金2.0」が爆発的売上を上げているメタップスの佐藤さん、と堀江さんです。「お金2.0」は既に佐藤さんの中で固まって完成している状態のものを、あとはいつ出そうかな?という状況だったそうです。結果として、絶妙のタイミングでの出版となったと。これは僕みたいなお金素人から見ても本当にそう思います。なんとなく僕の中でも既に肌感覚としてモヤモヤ感じていたものをこの本が「それはこういうことなんだよ」と綺麗スッキリ整理してくれた感があったし、何よりその本で描かれている「価値主義」の世界を、実際に簡単に試すことのできるレターポットやタイムバンクのようなサービスが既に身近に存在しているので、読んだ後すぐに試すことが出来るんですよね。これがもし3年くらい前だったら何のことを書かれているのか恐らく理解出来なかったと思います。佐藤さん「堀江さんって(発信する時期が早すぎるので)2周目くらいでやっと世の中に理解されますよね。」に対して堀江さん「俺は固定ファンの人がいてくれるからリリースのタイミングとかあんまり気にしていないんだよね。出したい時に出してしまう。そしてたまにベストアルバムみたいなのを出すとドーン!とファンの層が広がるんだよね。」というのを聞いて、なるほどー!と。DIR EN GREY(僕の好きなバンド)はこっちなんだわーと一人で納得。ファンだと理解出来ないものでも意地でも頑張って理解しようとするし、逆にそこにインセンティブが働いたりしますもんね(ただ、DIRはベストアルバム出してもファン層が固定されたままの気がして、そこはちと違うかな。)。今後は、佐藤さんの中でもまだ完成されている訳ではなく「こうなるかなー?」という感覚のもう少し先の将来について、「国家」、そして「現実」、をテーマにした本を執筆予定とのこと。めっちゃ楽しみです。

西村博之さん×堀江貴文さん

ご存知2ちゃんねるの開設者のひろゆきさん、と堀江さん。DeNAの井納選手の訴訟の話題になり、ひろゆきさん「堀江さんも同じような悪口たくさん受けてるんだから、全部訴訟起こしたらビジネスになるんじゃないですか?訴訟担当課みたいなの作って。」堀江さん「あぁ。叩かれれば叩かれるだけ儲かるみたいな?」。これ聞いて、あぁ炎上を早期にマネタイズしようとするとこういう形になるのかなーと思いました。これに対して、マネタイズのタイミングを遅らせるやり方が西野さんがやられているような、炎上の中でファンを拡大していくやり方ですよね。なんかこうやって並べてみると確かに「お金に換える」と一気に温度感がなくなるというか、面白味(というと語弊があるかもしれませんが)が消えてしまうんだなーと、また新たな発見でした。

まとめ:やっぱり「変わっている人」って面白い

今回のトークショー、どの方も共通していたのは「普通じゃない」こと。どこか変わってるんですよね。だから話を聞いていても「何が飛び出すんだろう?」とワクワクする感覚があって引き込まれます。そしてその独特の感性で「楽しい」と感じているものに対して夢中になって生きている所も共通しています。脇目も振らずに全力で「楽しんでいる」感じが伝わって来るので、どこか爽快感があって聞いているこちらも自然と「なんか面白いことしたい!」というアクティブな気分にさせられます。よし僕も、もっともっと面白おかしく生きるぞー!

追伸

家に帰ったら、奥さんの部屋にガンダムのコックピットが構築され始めていて、「あぁ、こんなにも身近に変わった人、楽しい事に夢中になってる人いたんだわ」と思い知らされました・・・。負けないぞ!