この世の色々な法則を探求するブログ

「この世界はこういう仕組みで成り立っている」という真理に思い焦がれつつ、死ぬまでに1つでも多くの法則を理解・発見するために日々生きております。これまで生業として来た物理学、数学、人工知能などの分野を中心に、日々の考察日記を綴っていきたいと思います。

sukekiyo 二〇一八公演 「嬲り地獄」 - 漆黒の儀 - @マイナビBLITZ赤坂 2018年2月16日

2018年2月16日(金)、
僕が入信している宗教(一般用語で言う所の"バンド")「DIR EN GREY(以下DIR)」の
教祖(一般用語で言う所の"voice"、更に噛み砕くと"vocal"に近いもの)である京さんが率いる
もう1つのバンド「sukekiyo」のライブに参列して来ました。

「嬲り地獄」 - 漆黒の儀 - @マイナビBLITZ赤坂

毎回「お客様にとっての喪服でご来場下さい」との注意事項の書かれたこのライブ。
これまではなんだかんだでDIRのライブに行く服装(これでも一応黒一色になります)で
参列していましたが、なんとなく今回のライブは襟を正して参列したい気分だったので
ガチの喪服を着て参列して参りました。この日は京さんの誕生日でもあるので、
本当に喪服で良いのだろうかという思いもありつつ、
漆黒の儀やsukekiyoのコンセプトを鑑みれば多分これが真摯な向きあい方なのでしょうと信じて。

定刻のブザーが鳴り、緩やかに暗転すると共にDIRのライブでお馴染みの半透明な幕(=スクリーン)が降りて来る。
映し出される映像に目を奪われていると、いつの間にか既にメンバーが幕の背後に。

出だしからいきなり聴き覚えのない曲。噂の新曲の中のどれだろうか?
スクリーンに映る歌詞を視てこの曲が【こうも違うモノなのか、要するに】であることを理解。
京さんの第一声を聴いた瞬間目頭が熱くなり「いやいやちょっと待て待て。早過ぎでしょ?」と自分に突っ込みを入れる。
何せ京さんの声聴くの昨年の10月ぶりだったので致し方ない。ここ最近、新たな一歩を踏み出すために色々と模索する中で「凄いなぁこの人」と尊敬する人が沢山できたけれど、京さんはやはり自分にとって完全に別格の存在であることを改めて思い知らされる。
つまり何が言いたいかというと僕の気持ち的にも「こうも違うモノなのか、要するに」。

お次は聴き覚えのある曲【グニャ結論。そして血眼。】。
京さんと目が合う(=妄想)。視線を外さない。「喪服着てガン視ってめちゃ怖いよな・・・」と思いつつも視線を外さない。
続く【襞謳】。どんどん引き込まれていく。本当に表現者の中で天才を超えて神の域。
この感覚は他のどんな存在からも得ることがない。狂ったように「敏感でしょ?」。
【純朴、無垢であろうが】。綺麗なピアノのイントロ。ギターのテイストが原曲と異なるけれどもそこがまた良い。
こめかみに指を当て「頭飛ばして来い」と言わんばかりの京さん。
京さん指折り数えて「3!2!1!」→オーディエンス(虜という表現使えないの不便だな・・・)頭ブンブンブン!
マニエリスムな冷たい葬列者】後ろのカメラに向かい京さん顔面どアップ。「もうドロドロ」。
そして再び聴き覚えのない曲(後に【kisses】と知る。)。

【艶】。「逢いたくはないこれ以上は」。思いがけずまた目頭が熱くなる。
再び京さんと目が合う(=妄想)。涙しそうになり目を細めながらも負けじと睨み返す。
「強請る愛じゃなく、自然のままに」
とそこで後ろからファンの方のすすり泣く声が!「ちょっと待てーー!!反則やろがそれはーーー!!(TT)」
もう雪崩の如く崩れ落ちました・・・(T_T)。負けました・・・(;o;)。
しかも京さんも感極まり所々歌が途切れる。sukekiyoではいつも淡々と歌う京さんが珍しくリミッターを外して感情を撒き散らす。
sukekiyoのライブでかつてないほど涙しました。

音源通りの流れで【首吊り遊具】。曲終了後に幕に電流が走るように白い縦のラインがユラユラ。
アナログとデジタルが融合したような不思議な世界。トランス状態のようで心地よい(※経験ないですけど)。
そのままイントロに繋がり【されど道づれ】。

「え!!?ここで!!?」というタイミングで【雨上がりの優詩】。からの【12時20分金輪際】。「静かにして」口元に人差し指。
ここで再び聴き覚えのない曲。「まだ新曲あるんだ!?」と思いながら聴いていると何かの曲に似ている。
間違いない。これは・・・。和田アキ子!(の【古い日記】という曲名は後から知る。)
しかもキー超高い。「あの頃は!」って血管切れちゃうよ。本家のオク上くらいで歌ってるんじゃなかろうか(笑)。
確かにDAMチャンネルのインタビューで「歌ってる」とは仰ってましたが、アレ本当だったのか・・・。
そして何事もなかったかのように【耳ゾゾ】。変な夢でも見ていたのだろうか・・・。
【黝いヒステリア】。橙色の照明を逆光にメンバーがシルエットとしてそびえる。想像していなかった演出から曲の新たな温度感を知る。

【斑人間】。ADRATIO以外の曲が多くなることでこのあたりからライブの空気が序盤の世界観を強く打ち出したものから、
フラットな空気へと変化。お客さんも自由に頭を振り始める。
【死霊のアリアナ】【vandal】と畳み掛ける。楽しい楽しい。

【anima】。昨年アンコールで泣かされた曲。今年は負けない。
「それでも私傍にいていいですか」。原曲部分終了後にアドリブで紡ぎ出される歌詞。
「・・・愛して下さい。」。会場からすすり泣く声。
【嬲り】「同種」の文字がスクリーンを泳ぐ。
エンドロールが流れ本編が幕を閉じる。

「おやすみ」

鳴り止まない拍手。

ほどなくしてスクリーンに文字が映り「おぉーーー!!」と沸くも
マダラニンゲンの宣伝で会場に笑いが起こる。
続いて「sukekiyo 二〇一八年公演」の文字が映り「おぉーーー!!」と沸くも
「逆襲の嬲り地獄」のタイトルに再び笑いが起こる。
そして新曲の告知、というかリリース宣言。
「kissesという曲が好きなのです。理想的には来年。理想的という意味では今でもいいのか。今だといいな。」
「ではまた」※超適当ですごめんなさい。雰囲気だけお楽しみ下さい。

「本日の公演は・・・」のアナウンスが流れても鳴り止まない拍手。

暗転。

怒涛の押し発生(→我が喪服のご臨終を覚悟する)。

メンバー登場。

京さん「本当に感謝しているのはこっちの方なんで・・・」。→必死に涙をこらえる。
京さん「random diaryっていうのがあって・・・そこに・・・」。→ちょっと良く聴き取れなかったけれども後でdiaryチェックしなければならない使命が発生したことだけは理解。
京さん「まだメンバーにも何演るか伝えてないけど」→会場が明るい歓声で満たされる。
京さん「leather field」

【leather field】。「傷無しではもう生きられない」大合唱。

京さん「まだ行けんでしょ?」「まだ足りないんで。」→完全にsukekiyoのライブであることを忘れ「京ーー!京ーーー!」叫ぶ。
京さん「xxxx」→「何て???(最近老化現象で耳が遠い。。。)」
京さん「xxxズ」→「???もしや新曲???」
近くのファンの方「dunesだって!」→「あぁ!(知ってる曲だった!)」

【dunes】。合唱「滴る・・・」→自分「滴る・・・なんだっけ!?(モゴモゴ誤魔化す。)」
ようやく滴るのは『人間』であることを思い出す。でももはや合唱は終わりリベンジのチャンスは失われた。
歌詞忘れを隠すように必死に人間を被る。

京さん「まだまだ足りないんで。」「まだ行けんでしょ?」
京さん(メンバーの方を見ながら)「まだ行けんでしょ?」
京さん「お前らの声聴かしてくれー!」

【zephyr】。艶、animaと並んで大好きなこの曲。最高か。
「好きな色を合わせ観る世界 綺麗だと」大合唱。
「苦しめた君の忘れ様の無い」大合唱。凄く声出てて、これ後で映像化して欲しいと思った。

「貴方に幸せを」

「京ーーー!!」「京ーーー!!」ありったけの声をぶつける。
一緒に参戦していたMさんが「ありがとーーー!!!」
「おぉ!それだ!」と思い自分も続けて「ありがとーーー!!!」

これまで僕が参列したsukekiyoのライブ史上、最高のライブでした。
その歌声を聴く度に、毎回ざわついた雑念をきれいさっぱり洗い流し
自分をリセットというか、本来の立ち位置に戻って安定することが出来る。
そして明日からまた地に足をつけてがむしゃらに生きて行こうと思える。
本当にありがとう。

そして最後にこのライブに素晴らしい整番で参列させて下さった
虜友だちのMさん、本当にありがとうございました。